H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!! BD視聴感想
長文です。
「行ってないライブの映像見るなんて見逃した負けた試合の録画見るようなもんだろ」
「行ってない時点で敗北。敗北を振り返る必要はない」
過去の私の発言です。
某ラ!の4thライブ、私は受験があり行けませんでした。
そもそもアレにハマったのが10月ごろで、ライブに応募するチャンスが既になかったのもありますが、実際には所謂割れチケなるものが存在したので、なんとか行こうと思えば行けたのかもしれません。
そんな時に嫉妬で狂った私の発言が先ほどの発言です。端的に言えば負け惜しみです。
あれから2年ほど経ちました。人間と言うのは変わるモノ。好きなモノはうつろいゆくモノ。私はTokyo 7th シスターズ(以下ナナシス)の曲にドハマりしてしまったのです。
しかし、だからこそナナシスの1stライブである「H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!」の映像を見ることを心のどこかで拒否していました。
時は2016年2月。
私は2回生後期の期末試験期間の真っただ中にいました。
何故でしょう、あまりにストレスが溜まっていたのか、心のどこかで「救い」を求めていたのか、フッと購入のボタンを押していました。
おかげでテストは散々でした。
まあナナシスのせいじゃなくて私が勉強してなかったせいですけれど。
行ってないライブの映像だけで感想ブログ書くのも如何なものかと思いますが、他の行ったことのあるライブとはまた違う感想が湧き出てきたので、とりあえず自己満足で書き留めていこうと思った次第です。
また、この記事を何かの偶然で目にした人には是非ともナナシスの楽曲を聴いて頂いて、2ndライブに行って頂きたいです。
ライブが始まる前のOPムービー。
他のアイドル系コンテンツとは違い、舞台は2034年の近未来。
2014年からの歴史、2034年の日本、そして登場人物を近未来的なカッコいいBGMとムービーで紹介していきます。まるで自分も2034年にタイムスリップしたような、そんな不思議な感覚を持たせてくれます。
1曲目は当然のように777☆SISTERSの『H-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A-!!』から。
続いてセブンスシスターズで『Sparkle☆Time』。
失礼ながらナナシスまで名前を聞いたことのない方も少なからずいる中、スリーセブンの12人、そしてセブンスの6人の誰一人として劣ったパフォーマンスをしてる人がいるようには見えませんでした。もちろんパフォーマンス慣れ、不慣れのある中で、初めてのライブという方が不慣れな点を出してしまった箇所もあったかと思いますが、相当な練習量をこなしてきたことくらいは素人の私にもわかりました。
で、ここからなんですが、明らかに1人を贔屓して書きます。
それまで全くと言っていいほど彼女に興味がなかったにもかかわらず、信じられないようなパフォーマンスによって私を虜にしてしまった人がいるので。
続いて水瀬いのりさんとスリーセブンの12人による、自己紹介MC。
水瀬さんの設定上は別人の六咲コニーと七咲コニーがガッツリ混ざった自己紹介で既に場内のテンションは最高潮。
緊張(?)のあまり、英語のセリフを忘れた大西さんで少し笑いましたが、やはりスースの演技をさせれば流石の腕前。「スースだけを見ててね」「ダーリン大好き」なんて他の子がいる前で言えちゃうのはスースらしいな、なんて。
で、次ですよ。
ロナですよ。
加隈亜衣さんですよ。
NI+CORAコンビが退場して、次はロナの番。彼女は2人が退場する途中から既に角森ロナになっていました。目を伏せ、「自分の番が回ってこないで」と言わんばかりの怯え方、自己紹介中の救いを求める不安そうな目、噛んだ後は一切客席に顔を晒さずただ下を向いて叫ぶ、うん、角森ロナだわ。
ここまででも凄いのですが、「角森ロナ役の加隈亜衣です」の一言で角森ロナから加隈亜衣としての自己紹介に戻った後の一言がまた素晴らしい。
「今日はスースだけではなくて、みんなのことも、ちゃんと見ててくださいね」
これ、「角森ロナ」としてのセリフに含まれてないんですよ。「加隈亜衣」として発言してるんですよ。「私のことも」じゃなくて「みんなのことも」って言ってるんです。今まで読書感想文の宿題なんか1度も出したことのないくらいには感想文が書けない自分には「あ~~~~~~~~~」と唸ることしかできませんでした。
これ以上書くと本当に長いのでMC部分はここで終了にします。
ユニット組トップバッターはNI+CORA。
『オ・モ・イ アプローチ』、MCを挟んで『Girls Talk!!』のリレーでした。
大西さんやっぱ緊張してるんですかね。MC中にも「そこの0(恐らくダンスの位置の目印)のところ」なんて言っちゃってるように、ダンスと歌をミスしないように全神経を集中させてて表情が硬かった気がします。
逆に高田さんが本当に凄い。「どちゃクソ緊張したァーーーーー!!!!」なんてMCでは言ってましたけど、常に笑顔を絶やしていないように思いました。アイ○ツの方にも出演されているようなので、それもあるのかな……でも、あのパフォーマンスは既に5年以上場数を踏んでいる人のそれだったように思います。
2番手はSiSH。
『AOZORA TRAIN』、MCを挟んで『お願い☆My Boy』のリレー。
今井さんすごいね。常にあちこちのファンにむけて目線を配ってました。緊張の挙動不審によるキョロキョロした感じではなく、それこそ久遠寺シズカ嬢のような優雅なパフォーマンス。そもそもシズカの歌声が本当に好きなんですが、某デ○マ○の方じゃ割と叩かれてて悲しい。SiSHに限った話じゃないんですが、道井さん自分のパートじゃない所でも口動かしてるんですよね。Twitter見てると引くくらいファーブ好きで笑えるんですけど、本当にナナシスが好きなんだなあって。
そしてもう1度SiSHのMC……と思いきや、ここで4Uの乱入。
ウメがクビになった用事で不在のため、ハルが代役で即席スリーピース結成。
吉岡さん、エモコの演技上手いと思うんですけどね。W○Gとかじゃなんか叩かれてるような……
『ワタシ・愛・forU!!』と『Hello…my friend』、両方大好きだし、4Uシナリオをクリアした後だとハロマイは少し涙が出てくるくらいの曲なんですが。吉岡さんの服がズレて目に毒なんですよね。ていうか吉岡さんのエアベース上手くないですか。歌ってる時手止まってたのアレですけど。
お次は起承転結の「転」の部分。
サンボンリボンで『Clover×Clover』『たいくつりぼん』連チャン。
普通にこの3人姉妹なんじゃなかろうか。クロクロでシンジュが割とセンターにいる割合が多くて、たいくつりぼんでも最初と最後はやっぱりシンジュがセンターにいる、これが晴海3姉妹なんですよね。支配人に向かって「お婿になってもいい」なんてサワラやカジカが言う時、大抵お嫁になるのはシンジュなんですよね。2曲歌った後のMCのことを「本番」と言ったり、台本が一切白紙だったり……晴海3姉妹って見てて幸せになりますね。(だからこそ、そこがしっかりと基になって書かれた2次創作でサワラだったりカジカが中心になったストーリーの良さが際立つと思います)
そして乱入第2弾、KARAKURIで『B.A.A.B.』。
1曲しかないのが惜しいくらいにカッコいい。
ファンシーな衣装と髪色が完全にマッチしてました。ガ○パンでしか知らなかったんだけどこの人もア○カツ出てるんですね。アイカ○声優ハンパねえな。
そしてユニット組のトリはWITCH NUMBER 4.
『PRIZM♪RIZM』からMCを挟んで『SAKURA』なんですが、この2曲は完全に路線が違います。プリリズはそれこそWNo4の多彩なカラーとキュートさを全員分余すところなく押し出していますが、SAKURAは様々な想いが混ざった切ない初恋の歌です。言うならアイドルとしての歌と女の子としての歌。
私の個人的な意見を付け加えると、SAKURAは角森ロナの曲だとも思っています。ロナのソロVerもベクトルの向きは違えど絶対値をとればWNo4Verに劣らないほど素晴らしい曲だと思います。
ここだけはあえて多くを書きません。加隈亜衣としての思いと、角森ロナとしての想いが乗った彼女の表情、視線、動き、歌声、全てに引き込まれました。多分現地で聞いてたら泣いてると思います。
本当に角森ロナ役に加隈亜衣さんがなってくれてありがとう。ただ感謝しかない。
セブンスの6人によるMCを挟み、スリーセブンの12人で『Cocoro Magical』と『KILL☆ER☆TUNE☆R』
そして冒頭のムービーが逆再生され、2014年に時が戻りました。エンディングを感じさせるメッセージ入りのビデオの後に出演者全員での『Star☆Glitter』。ナナシスのスタートの曲です。ライブは終わりだけど、新たな未来のスタートを予感させました。
3500字をオーバーする長い感想、最後まで見て頂いた方は貴重な時間を見事に無駄にしております。ナナシスでは未来に飛べても過去には戻れないので、もっと有効な時間の使い方をしてください。
あ、スリーセブンのルイ役の川崎さんとマナ役の前田さんが本当にお綺麗だということと、ミト役の渕上さんがやっぱパフォーマンス力じゃナンバーワンだなあって言うの忘れてました。